有機・棚田栽培・天日自然乾燥「一本〆」のポテンシャルを最大限に生かした
お福正宗 〜郷越後〜純米吟醸 
「山古志の灯をともし続けよう」 不屈の魂 新酒に込め
讀賣新聞1/7日掲載記事より

720ml/1.8リットル
原料米 山古志村産 

有機栽培・天日干し
「一本〆」 (精米歩合55% 日本酒度+6 酸度1.4 アミノ酸度 1.4)

「郷越後」の売上の一部は、中越地震の復興資金となります。

越後野積杜氏「郷越後」生みの親 吉井民夫さん(79) 長岡市
低農薬栽培で酒造米を作る棚田農家
佐々木道夫さん(54) 山古志村

新しい県産酒造米「一本〆」が十年前に誕生したとき、「この米で今までにない酒を造りたい」と思いを巡らせた杜氏がいた。「越後野積杜氏」として半世紀に渡り、数々の銘酒を生み出してきた吉井民夫(79)。熱い視線を向けたのは山古志村だった。

昼と夜の気温差が10℃以上にもなる山間部の気候は、良質の酒造米を生み出す。そこで低農薬栽培し、天日干しに仕上げた米で酒を造れたら…。夢は一気に膨らんだ。だが、越冬する害虫が集まりやすい山間部での低農薬栽培は難しい。日本酒ブームが過ぎ去りつつある中、手間がかかり、利益も少ない酒米作りは農家にとって冒険すぎた。吉井さんの申し入れに、山古志村種苧原(たねすはら)で米を作る農協職員の佐々木道夫さん(54)も、いったんは断った。が、「二人で村の新しい名物を作ろう」と訴え続ける吉井さんの熱意が、難しい栽培に挑戦してみたいという作り手としての本能に火をつけた。三軒の棚田農家が米作りに応じた。新潟県産酒の代名詞「淡麗辛口」とは一線を画す、口当たりまろやかな吟醸酒「山古志」・「郷越後」は、杜氏と農家の二人三脚で完成した。

それから七年−。知る人ぞ知る名酒「山古志」「郷越後」を生み出した長岡市横枕町の「お福酒造」は中越地震で大きな痛手を受けた。蔵は村へ入る山道のふもとにある。11月初旬、蔵の復旧作業を指揮していた吉井さんは、訪ねてきた佐々木さんの姿を見つけて、思わず駆け寄って手を握った。
「来春は米を作られんかもしれん…」。消え入りそうな声でつぶやく佐々木さんに、吉井さんは掛ける言葉が見つからなかった。村の山腹に穏やかに続く美しい棚田は、震度6強の激震で泥沼と化した。長い沈黙の後、ようやく声を掛けた。「何十本でも何百本でもいい。「郷越後」「山古志」の火を灯し続けよう」それは自分への呼びかけでもあった。

中越地区に遅い初雪が舞った日、吉井さんは長岡ニュータウンの仮設住宅に佐々木さんを訪ねた。吉井さんのもとには震災後、「復興に協力したい」という全国の酒店から「郷越後」・「山古志」の注文が殺到していた。売上金の中から現金書留で義援金を送ってくれる店主もいた。山古志の酒を待つ人が全国にいると知って、佐々木さんの気持ちは固まった。「米作りは俺達の生きがい。米を作らねば、村は死んでしまう」。もう一度、米を作ろうと決めた。吉井さんは被災を免れた「一本〆を集め、たくさんは造れないが、震災にへこたれず、村は必ず立ち上がる−。そんな村人たちの心意気が伝わる酒にしたいと思っている。


失われつつある農村の原風景 初夏の山古志町棚田風景
「一本〆」は吟醸酒の原料米として限りない可能性があります。「棚田・有機栽培農法・天日干し」という自然の恵みを最大限に活用した米作りと、コストパフォーマンスの高い酒造りが特徴の純米吟醸酒です。香味良く、辛口の酒質は若い方の嗜好にも合っているお酒です。コスメティックも高級感に溢れ、センスの良さが伺えます。冷やしてお召し上がり下さい。

 栽培責任者 佐々木道夫さんからのメッセージ
お福酒造より新潟県の推奨酒造好適米「一本〆」を有機農法で作ってほしいと言われた昨年から、わらの自然腐食によるすき込みと同時にヨウリンの投入時、病気や虫に負けない丈夫な稲幹を育てる様、努力しました。又、タンパク、脂肪の少ない心白の大きな酒米にする様、窒素投入量を肥料の70%以下に抑え育てました。刈り取った稲は、天日干しにし、殺菌と余分な水分をとばし、最高の酒米として提供します。


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